2015.12.08

自動車リサイクル法をご存知ですか?

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自動車が廃車として処理されるとき、
1台につき総重量の80パーセントがリサイクルされ、
残りの20パーセントが埋め立て処分されています。

 

1年あたり約360万台もの車が廃車となるため、
年々埋め立て処分場のスペースが少なくなっています。

 

さらに、廃車にするときに業者によっては
きちんと処理しないことがあり、
オゾン層の破壊や地球温暖化になる懸念が増えていました。

 

それらを少しでも解決するために、
平成14年に使用済自動車の再資源化等に関する法律、
いわゆる自動車リサイクル法が制定されました。

 

それにより、廃車から出る資源をリサイクルして、
環境問題への対応が図れるようになりました。

 

自動車メーカー・輸入業車にシュレッダーテスト、
エアバック等、フロン類の引き取り・リサイクルを
義務付けされるようになり、
カーエアコンの冷房などで利用されているフロン類を
きちんと処理することも義務付けられました。

 

処理費用はリサイクル料金として
車の所有者が負担することになりましたが、
それによってリサイクルが確実に促進されるようになりました。

 

今まで、専門的な技術がなければ処理が難しかったエアバッグ類も
安全に処理をすることができるようになりました。

 

今までも自動車には鉄やアルミ等の金属が多く使われていたため、
リサイクル率が高かったのですが、
さらに、リサイクルが促進されるようになりました。

 

廃車をする保有者が、廃車を引き取る業者にひき渡すと、
財団法人自動車リサイクル促進センターの情報管理センターに
報告をすることになっています。

 

その後、引取り業者がフロン類回収業者や解体業者、破砕業者に
自動車を引き渡しますが、それぞれの業者ごとに情報管理センターに
報告することになっているので、不法投棄などを防ぐことができます。

 

業者は回収したフロン類やエアバッグ類、シュレッダーダストを
自動車メーカーや輸入業者に引き渡すと、
回収料金が支払われる仕組みになっています。

 

自動車リサイクル法は金銭的な流れまでしっかり決められているので、
日本では1年あたり約360万台もの車が廃車になっていますが、
ほとんどが法律に則って処理されています。

 

これによりフロン類を適切に処理し、
オゾン層の破壊や地球温暖化を
最小限に食い止められるようになっています。

 

処理費用はリサイクル料金として
車の所有者が負担することになっています。
嫌だなと感じる人も多いですが、リサイクルをすることで
資源を無駄にせず、環境を守ることにも繋がっています。

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